移動式足場(ローリングタワー)点検表(Excel・無料)
ローリングタワー(移動式足場)を、組立後・移動後・定置後・作業開始前に点検するための様式。「移動式足場の安全基準に関する技術上の指針」の数値をそのまま判定基準の列に入れてあります(H≦7.7L−5、車輪の直径125mm以上、ブレーキは250kg・cmの回転力に対して回転を防止、手すり90cm以上+中さん、幅木10cm以上、最大積載荷重は床面積2m²以上で250kg)。
Excel(エクセル)形式 / 更新日 2026-09-05
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ご回答は、次に作るテンプレートと機能を決める材料にしています。
このテンプレートは誰向けですか
- ローリングタワー(移動式足場)を使う内装・設備・改修の職長の方
- 工場の中で高所作業をしている方
- 元請で仮設設備の巡視をしている方
どのような場面で使いますか
組み立てた後、移動させた後、定置したとき、その日の作業を開始する前に使います。1台につき1枚を印刷して、作業場所に掛けておく想定です。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 現場名・管理番号・点検の区分・作業床の高さと脚輪間隔・点検者
- 【高さ・安定】H≦7.7L−5(指針3-1-1)・控わくの高さは幅以上・中間の布わく
- 【作業床】床付き布わくのつかみ金具・足場板のすき間3cm以下
- 【わく組】建わくジョイントの差込み95mm以上・交さ筋かいピン13mm以上・下端の水平交さ筋かい
- 【脚輪】車輪の直径125mm以上・ブレーキは250kg・cmに対して回転を防止
- 【昇降】はしごの踏さん30cm以上で40cm以下の等間隔/階段はこう配50度以下・幅40cm以上
- 【防護】手すり90cm以上+中さん、幅木10cm以上
- 【使用】最大積載荷重(A≧2で250kg、A<2で50+100A kg)の表示・水平の保持・架空電路への接触防止
- 【移動】ブレーキを全解除してから/人を乗せて移動しない/控わくのジャッキを繰り上げる/立入禁止
- 判定・不良の内容と是正した内容・再確認日と確認者・元請確認サイン
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| A | B | C | D | E | F | G | H | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 移動式足場(ローリングタワー)点検表(判定基準つき) 【記入例】 | |||||||
| 2 | 現場名 | ○○ビル改修工事 | 管理番号 | RT-04 | ||||
| 3 | 点検の区分 | 組立後 | 点検日時 | 2026/09/08 | ||||
| 4 | 作業床の高さ/脚輪間隔 | 高さ 4.6m / 主軸間隔 1.3m | 点検者 | 職長 井上 | ||||
| 5 | ||||||||
| 6 | 判定の付け方と、そのとき何をするか(点検を始める前に読む) | |||||||
| 7 | 良 … そのまま使ってよい。 | |||||||
| 8 | 否 … その場で使うのをやめ、使用禁止・立入禁止の表示をする。すぐ責任者へ連絡し、是正の欄に書く。 | |||||||
| 9 | 対象外 … その設備が無い、その日は対象外。空欄にしない。空欄は「見ていない」と同じ。 | |||||||
| 10 | 否を付けて止める判断は、点検した人がしてよい。止めたことを責めない。迷ったら否でよい。 | |||||||
| 11 | 是正が済んでも、確認者が再確認の日と名前を書くまで使用を再開しない。 | |||||||
| 12 | No | 区分 | 点検項目 | 判定基準 | 根拠 | 判定 | 不良の内容・是正した内容 | 再確認 (日・確認者) |
| 13 | 【1】高さ・安定(指針 3-1/2-3) ※転倒に直結する。ここが合わないまま使わない | |||||||
| 14 | 1 | 高さ・安定 | 脚輪の下端から作業床までの高さと、脚輪の主軸間隔の関係が基準内か | H ≦ 7.7L − 5(H=作業床までの高さm、L=脚輪の主軸間隔m)。壁つなぎ又は控を設けた場合はこの限りでない | 指針 3-1-1 | 良 | ||
| 15 | 2 | 控わくを使う場合、控わくの高さが幅以上あるか | 控わくの高さは、当該控わくの幅以上 | 指針 3-3-10(2) | 良 | |||
| 16 | 3 | 控わくの斜材と水平材の交さ部にジャッキが設けられているか | 斜材と水平材との交さ部にジャッキを設ける | 指針 3-3-10(4) | 良 | |||
| 17 | 4 | 作業床の高さが脚輪主軸間隔の3倍を超えるとき、中間に布わくがあるか | 脚輪と作業床の中間の位置に布わくを設ける | 指針 3-3-8 | 良 | |||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入シート / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 24 KB / PDF 約 335 KB |
| 更新日 | 2026-09-05 |
入力方法
- いちばん上に「作業床の高さ」と「脚輪の主軸間隔」を書きます。この2つが決まらないと、いちばん上の判定(転倒するかどうか)ができません。
- 【1】の高さの判定は、H ≦ 7.7L − 5 で見ます。Hが脚輪の下端から作業床までの高さ(m)、Lが脚輪の主軸間隔(m)です。たとえばLが1.3mなら、Hは 7.7×1.3−5 = 5.01m まで。これを超えるなら壁つなぎか控えが要ります。
- 「判定基準」の列に、指針の数値がそのまま入っています。車輪の直径125mm以上、ブレーキは250kg・cmの回転力に対して回転を防止、手すり90cm以上+中さん、幅木10cm以上、といった数字です。
- 最大積載荷重は、作業床の床面積から計算します。床面積が2m²以上なら250kg、2m²未満なら「50+100×床面積」kgが上限です。決めたら足場の見やすい箇所に表示します。
- 【7】は移動のたびに見ます。人を乗せたままの移動、ブレーキを解除していない移動、控わくのジャッキを繰り上げないままの移動が、この足場の代表的な災害の形です。
- 「否」を付けたら、是正した内容と再確認の日時・確認者まで書きます。
カスタマイズ方法
- 控わくを使わない現場では、控わくの行を削除して構いません。
- 同じ現場で複数台を使う場合は、シートを台数ぶん複製して、管理番号で分けてください。
- 社内で決めている追加の確認事項(開口部の養生、床の耐荷重など)は、空行に足してください。
- 判定基準の数値を自社の使う製品の値に置き換える場合は、根拠の列に製品名を書いておくと、あとで出どころが分かります。
利用上の注意
- 項目と判定基準の出典は「移動式足場の安全基準に関する技術上の指針」です。労働安全衛生法28条1項に基づいて公表されたもので、動力で駆動して移動させるものは対象外です。
- この指針には、点検の周期を定めた節がありません。そのためこの様式では、点検の区分を「組立後/移動後/定置後/作業開始前」とし、法定の点検周期としては書いていません。
- 移動式足場が労働安全衛生規則の「足場」に当たる場合は、567条(作業開始前点検、悪天候・地震・組立て等の後の点検と記録の保存)が別にかかります。自社の使用形態でどちらに当たるかは、所轄の労働基準監督署または足場の専門業者にご確認ください。
- 高さ2メートル以上の作業床では、墜落による危険を防止するための措置が必要です(安衛則518条以下)。
- 法令への適合性を保証するものではありません。実際の義務や期限は、所管行政庁または専門業者にご確認ください。
- 法改正により内容が古くなる場合があります。このページの更新日(2026-09-05)をご確認ください。
- 本テンプレートの利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
ローリングタワーの高さに制限はありますか
指針3-1-1が H ≦ 7.7L − 5 という式を示しています。Hが脚輪の下端から作業床までの高さ(m)、Lが脚輪の主軸間隔(m)です。ただし壁つなぎまたは控を設けた場合は、この式によらないこととされています。
人を乗せたまま移動してもいいですか
いけません。指針4-2-3が「移動式足場に労働者を乗せて移動してはならないこと」と定めています。移動するときは、すべての脚輪のブレーキを解除してから行います(4-2-2)。
最大積載荷重はいくつにすればいいですか
指針2-2-1が、作業床の床面積A(m²)に対して、Aが2以上なら250kg、Aが2未満なら 50+100A kg としています。この値以下で最大積載荷重を定め、足場の見やすい箇所に表示します(4-1-2)。
点検の記録は残す義務がありますか
この指針そのものには、点検の周期も記録の保存も定められていません。ただし、使っている移動式足場が労働安全衛生規則の「足場」に当たる場合は、567条3項により、悪天候後・組立て等の後の点検の結果と点検者の氏名を記録し、その仕事が終了するまで保存する必要があります。