基礎工事用機械点検表(Excel・無料)
くい打機・くい抜機・アースドリル・アースオーガー等の点検表。作業開始前・月例・年次に加えて、組み立てたときの点検(安衛則192条の5項目)を専用シートで残せます。巻上げ用ワイヤロープの廃棄基準・安全係数6以上・巻胴に2巻という条文の数字も様式に入れてあります。
Excel(エクセル)形式 / 更新日 2026-08-20
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ご回答は、次に作るテンプレートと機能を決める材料にしています。
このテンプレートは誰向けですか
- くい打機・くい抜機・アースドリル等を保有する基礎工事業者の方
- 現場ごとに機械を組み立てて使っている方
- 組立時点検(192条)の記録様式を探している方
どのような場面で使いますか
基礎工事用機械は令別表第七第三号の車両系建設機械で、作業開始前点検(170条)・月例(168条)・年次の特定自主検査(167条)が適用されます。これとは別に、くい打機・くい抜機・ボーリングマシンには「組み立てたとき」の点検が定められており(192条)、異常がないことを確認してからでなければ使用させてはなりません。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 機体番号・型式・製造番号・稼働時間
- 【組立時】機体の緊結部・ワイヤロープ・みぞ車・ブレーキ・歯止め・ウインチ据付け・控え(192条の5項目)
- 【作業開始前】ブレーキ及びクラッチの機能(170条)
- 【月例】巻上げ装置(ワイヤロープ・巻胴・ブレーキ・歯止め・みぞ車・ウインチ据付け)
- 【月例】リーダー・架台・アウトリガ
- 【月例】掘削・打設装置(ケリーバ・バケット・オーガスクリュー・バイブロハンマ・スイベル)
- 【月例】油圧装置・安全装置(巻過防止・過負荷警報)
- 補修等の措置内容(照合No.・不良の状況・補修年月日・補修の実施内容)
- 【年次】特定自主検査 実施年月日・検査者・検査標章の貼付日・ワイヤロープの安全係数
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| A | B | C | D | E | F | G | H | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 基礎工事用機械点検表(くい打機・くい抜機・アースドリル等/組立時・始業前・月例・年次) 【記入例】 | |||||||
| 2 | 機体番号 | P-02 | 型式・規格 | アースドリル 三点式 φ1500 | 年月 | 2026年8月 | ||
| 3 | ||||||||
| 4 | 判定の付け方と、そのとき何をするか(点検を始める前に読む) | |||||||
| 5 | ○ 異常なし … そのまま使う。 | |||||||
| 6 | × 異常あり … その場で使うのをやめる。すぐ責任者へ連絡し、下の「異常があったときの記録」に書く。 | |||||||
| 7 | / 該当なし … その日は対象外。空欄にしない。空欄は「見ていない」と同じ。 | |||||||
| 8 | ×を付けて止める判断は、点検した人がしてよい。止めたことを責めない。迷ったら×でよい。 | |||||||
| 9 | 処置が済んでも、確認者が再開日時を書くまで使わない。直したつもりのまま動き出すのを防ぐ。 | |||||||
| 10 | 【1】作業開始前の点検(その日の作業を開始する前に実施) 労働安全衛生規則170条 ※組立てたときの点検は「組立時点検」シート(192条) | |||||||
| 11 | 点検項目 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 12 | ブレーキ及びクラッチの機能 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| 13 | 【社内追加・参考】巻上げ用ワイヤロープの損傷・巻付け状態 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| 14 | 【社内追加・参考】アウトリガ・敷鉄板の沈下、機体の水平 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | |
| 15 | 【社内追加・参考】控線・リーダーの固定、周囲の架空電線との離隔 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 始業前点検 / 月例検査 / 組立時点検 / 記入例 / 記入例(月例検査) / 記入例(組立時点検) / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 54 KB / PDF 約 284 KB |
| 更新日 | 2026-08-20 |
入力方法
- 【組立時】 … 「組立時点検」シートを使います。192条の5項目(機体の緊結部/ワイヤロープ・みぞ車・滑車装置/ブレーキ・歯止め/ウインチの据付け/控え)に、転倒防止と立入禁止措置を足してあります。現場を移動して組み直したときも、そのつど必要です。
- 【1】作業開始前の点検 … 条文が求めているのは「ブレーキ及びクラッチの機能」だけです(170条)。
- 【2】定期自主検査(月例) … 「月例検査」シートを使います。巻上げ装置・リーダー・掘削装置まで検査箇所に落としてあります。ワイヤロープを使う機械なので、168条2号が実際に効いてきます。
- 【3】特定自主検査(年次) … 167条の9項目について、検査業者または有資格者が実施します。
カスタマイズ方法
- アースドリル・アースオーガー・バイブロなど機種によって装備が違うので、無い装置の行は削除してください。
- 巻上げ用ワイヤロープの安全係数(6以上)は年次のブロックに欄を設けてあります。ロープを交換したときに計算し直して残してください。
- 組立時点検は現場ごとに1枚使います。現場名で分けてPDF保存すると、後から引けます。
利用上の注意
- 組立時の点検(192条)は周期の検査とは別ものです。月例をやっていれば足りるわけではなく、組み立てたときにそのつど必要です。「異常がないことを確認してからでなければ、これを使用させてはならない」と書かれた強い条文です。
- 巻上げ用ワイヤロープには数字の決まりがあります。安全係数6以上(175条)、最低位置で巻胴に2巻以上残る長さ(176条1号)、みぞ車の位置は巻胴の幅の15倍以上(180条)。廃棄基準は174条です。
- 運転の資格は複数に分かれます。機体重量3トン以上は技能講習(令20条12号)、3トン未満は特別教育(安衛則36条9号)、自走できないものは36条9号の2、運転者席以外での作業装置の操作は36条9号の3の特別教育です。ボーリングマシンの運転は36条10号の3です。
- くい打機等の作業では作業指揮者の選任(190条)と立入禁止措置(187条)も必要です。
- 法令への適合性を保証するものではありません。実際の義務や期限は、所管行政庁または専門業者にご確認ください。
- 法改正により内容が古くなる場合があります。このページの更新日(2026-08-20)をご確認ください。
- 本テンプレートの利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
組立時点検の記録に保存義務はありますか
192条には記録の保存を求める文言がありません。ただし「異常がないことを確認してからでなければ使用させてはならない」という条文なので、確認した事実を残しておかないと、後から確認したことを説明できません。この様式はそのための記録用紙です。
アースドリルはクレーンとしても扱われますか
基礎工事用機械としての規定(167条以下)が適用されます。ただしフックを付けて荷をつり上げる使い方をする場合は、その使い方に応じてクレーン等安全規則の適用を検討する必要があります。判断に迷う場合は所轄の労働基準監督署にご確認ください。
巻上げ用ワイヤロープの廃棄基準は何ですか
174条に5つ挙がっています。①継目のあるもの ②ワイヤロープ一よりの間において素線の数の10パーセント以上の素線が切断しているもの ③直径の減少が公称径の7パーセントをこえるもの ④キンクしたもの ⑤著しい形くずれまたは腐食があるもの。
基礎工事用機械は特定自主検査の対象ですか
対象です。169条の2第3項が別表第七第三号に掲げるものについて資格要件を定めており、年次の167条の検査は検査業者または有資格者が実施します。