可搬式発電機 点検表(Excel・無料)
建設現場に据える可搬式発電機(エンジン発電機・ウェルダー)の始業前点検と月例の状態確認を1枚にまとめた様式。安衛則352条の使用前点検(漏電しゃ断装置の作動状態・接地線の切断・移動電線の損傷)を行に落とし込み、法定の定期自主検査がある機械と区別できるようにしています。消防法の非常用発電設備の点検とは別物です。
Excel(エクセル)形式 / 更新日 2026-09-05
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このテンプレートは誰向けですか
- 建設現場に可搬式の発電機を持ち込んで使っている方
- 仮設電気の取扱責任者になった方
- ウェルダー(溶接機付き発電機)を現場で回している方
どのような場面で使いますか
その日の始業前に、発電機を回す前と回した直後の2回に分けて確認します。1台につき1ヶ月1枚で、月末にファイルへ綴じる運用を想定しています。月例の項目は同じ表の下段にあるので、実施した日の列に記入してください。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 対象名・管理番号・機種と出力・現場と設置場所・取扱責任者
- 【始業前】水平据付・排気口の向き・可燃物の離隔・雨がかり・消火器・換気(一酸化炭素)・定格出力と取扱責任者名の表示
- 【始業前】燃料の残量と漏れ・エンジンオイルの油面・冷却水・ファンベルト・エアクリーナ
- 【始業前】感電防止用漏電しゃ断装置の作動(安衛則352条・333条1項)
- 【始業前】接地線の切断・接地極の浮上がり(同352条・333条2項)
- 【始業前】移動電線及び接続器具の被覆・外装の損傷(同352条・337条)
- 【始業前】端子部の緩みと過熱・ケーブルの引き回し・盤のふた
- 【始動後】異音・異臭・排気の色・出力電圧と周波数・警報灯・各部の漏れ
- 【月例】バッテリ・燃料フィルタ・絶縁抵抗の測定値・接地抵抗・稼働時間
- 点検者・取扱責任者・元請確認サイン
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| A | B | C | D | E | F | G | H | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 可搬式発電機 点検表(エンジン発電機・ウェルダー) 【記入例】 | |||||||
| 2 | 対象名 | 可搬式発電機 | 管理番号 | GE-02 | 機種・出力 | |||
| 3 | ||||||||
| 4 | 判定の付け方と、そのとき何をするか(点検を始める前に読む) | |||||||
| 5 | ○ 異常なし … そのまま使う。 | |||||||
| 6 | × 異常あり … その場で使うのをやめる。すぐ責任者へ連絡し、下の「異常があったときの記録」に書く。 | |||||||
| 7 | / 該当なし … その日は対象外。空欄にしない。空欄は「見ていない」と同じ。 | |||||||
| 8 | ×を付けて止める判断は、点検した人がしてよい。止めたことを責めない。迷ったら×でよい。 | |||||||
| 9 | 処置が済んでも、確認者が再開日時を書くまで使わない。直したつもりのまま動き出すのを防ぐ。 | |||||||
| 10 | 点検項目 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 11 | ■ 始業前:設置と周囲 | |||||||
| 12 | 水平に据えてあり、沈下・傾き・がたつきがないか | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| 13 | 排気口の向きが人・可燃物・開口部に向いていないか | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| 14 | 周囲に燃料・ウエス・木材などの可燃物が置かれていないか | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| 15 | 雨がかり・水たまり・浸水のおそれがないか | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入シート / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 30 KB / PDF 約 207 KB |
| 更新日 | 2026-09-05 |
入力方法
- いちばん上に管理番号・機種・出力・設置場所を書きます。レンタル機は号機が毎月変わるので、ここを空けたまま使うと、あとで「どの機械の記録か」が分からなくなります。
- 始業前は「設置と周囲」「燃料・油脂・冷却」「電気」の3区分です。異常なしは「○」、異常ありは「×」、その日に使わない項目は「/」を入れます。
- 電気の3項目(漏電しゃ断装置の作動・接地線の切断や接地極の浮上がり・移動電線の被覆の損傷)は、安衛則352条が「その日の使用を開始する前」の点検事項として定めているものです。ここに「×」が付いたら、条文は「直ちに、補修し、又は取り換えなければならない」と定めています。翌日回しにできません。
- 始動したあとに、異音・排気の色・出力電圧・警報灯・漏れをもう一度見ます。止まっている状態では分からないものがここに集めてあります。
- 月例の行は、実施した日の列にだけ記入します。絶縁抵抗と接地抵抗は測定値を下の欄に数字で書いてください。前月と比べられるようにしておくと、劣化に気づけます。
カスタマイズ方法
- ウェルダーを使わない現場では、溶接まわりの行を削除して構いません。
- 台数が多い現場は、シートを機械ごとに複製して1台1シートにしてください。
- 燃料の給油量を記録したい場合は、備考欄を分割して「給油量(L)」の列を足すと1枚で足ります。
- 判定を「○/×」ではなく数値で残したい場合(出力電圧・周波数など)は、入力規則を解除すると自由に入力できます。
利用上の注意
- 可搬式の発電機そのものに、法令で定められた定期自主検査はありません。この様式は法定の検査記録ではなく、現場で使うための点検表です。
- 消防法に基づく非常電源(自家発電設備)の点検とは、対象がまったく別です。建物に据え付けてある非常用発電設備の点検には、この様式は使えません。
- 屋内・半屋内・地下・タンク内などで使うときは、排気ガスによる一酸化炭素中毒に注意してください。換気の措置は機種の取扱説明書に従ってください。
- 燃料の貯蔵・取扱いには、数量によって消防法の危険物の規制がかかります。
- 法令への適合性を保証するものではありません。実際の義務や期限は、所管行政庁または専門業者にご確認ください。
- 法改正により内容が古くなる場合があります。このページの更新日(2026-09-05)をご確認ください。
- 本テンプレートの利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
発電機にも特定自主検査は必要ですか
可搬式の発電機は、労働安全衛生法施行令別表第七の建設機械にも、令15条の定期自主検査の対象にも入っていません。法定の検査はありませんが、感電防止用漏電しゃ断装置の接続または接地(安衛則333条)と、その日の使用開始前の点検(同352条)は必要です。
非常用発電機の点検表として使えますか
使えません。建物の非常電源(自家発電設備)は消防法に基づく点検の対象で、点検の項目・周期・報告の様式が別に定められています。この様式は現場に持ち込む可搬式の機械のためのものです。
アースは必ず取らないといけませんか
安衛則333条は、まず感電防止用漏電しゃ断装置を電路に接続することを求めていて、それが困難なときに同条2項の方法で接地することとしています。どちらを取るかは電気の担当者にご確認ください。この様式は両方の欄を持っています。
月例の欄はどう使いますか
月に1回、実施した日の列にだけ記入します。絶縁抵抗と接地抵抗は測定値を数字で残してください。前月からの変化が見えると、故障の前に気づけます。